人間の行動は、脳の「システム1」と「システム2」の2つの思考によって行われている
こんにちは、TAIKIです。
早速ですが、脳の「システム1」と「システム2」の思考について話していこうと思います。
「システム1」と「システム2」の思考について
私たちの脳には「システム1」と「システム2」というふたつの思考があり、何かの情報を処理する際には、このふたつの思考が順に作動すると言われています。
脳に入ってきた情報は、まず「システム1」という思考が処理する。
この「システム1」とは、物事を直観的に素早く判断するための自動的に高速で動く思考のこと。
例えば、赤い標識を見たときに、それが注意や警告を表すものだとすぐに判断できたり、背が大きくて体格のいい人と出会ったとき、力強そうに感じるのは、この思考によるもの。
そして「システム1」で処理された情報は、次に「システム2」という思考へ移ることがある。
この「システム2」とは、「システム1」のあとからゆっくりと動き、物事を慎重に判断・計算しようとする思考のこと。
例えば、数学複雑な計算式や、難しい言葉がたくさん出てくる文章などは、その内容を理解するのにどうしても時間がかかる。
こうしたものは、「システム2」によって、ゆっくりと処理される。
「システム1」と「システム2」の思考の違い
システム1
・脳への負担を下げるために自動的に高速(fast)で動く思考。
・物事を直観的に理解しようとする。
[システム1に配慮した文章]
心理的負担が下がるくらいに見やすい文章
システム2
・複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくり(slow)動く思考。
・物事を論理的に理解しようとする。
[システム2に配慮した文章]
論理的に分かりやすい(理解しやすい)文章
このように人間の行動は、脳の「システム1」と「システム2」の2つの思考によって行われています。